そもそも・・・◇◆ 五輪特需を狙った“ぼったくり”レストランに地元テレビ局が潜入 指摘を受けた店が逆ギレ ◆◇
平昌冬季五輪前から取り沙汰されていた、会場周辺の宿泊施設やレストランでの「ぼったくり」の問題について、韓国紙「朝鮮日報」傘下のケーブル放送局「テレビ朝鮮」が“覆面調査”を行い、その実態を暴いた。 平昌の五輪競技施設周辺のレストランで、外国人にのみ高い値段をふっかける店があると聞きつけた「テレビ朝鮮」は、韓国語が堪能な外国人を調査隊として送り込んだ。
レストランには通常のハングルのメニューのほか、英語で書かれた外国人専用メニューが置いてあり、ハングルが読めない外国人は英語版を読んで注文する。 調査隊はわざと韓国語が話せないよう装って「オーサムプルコギ(イカと豚バラの甘辛炒め)」を注文した。 このオーサムプルコギの正規の値段は1万3千ウォン(約1300円)。 しかし、外国人専用メニューはで2千ウォン(約200円)が上乗せされ、1万5千ウォン(1500円)と記載されていた。
食後、調査隊がこの価格差について問い詰めると、店員は「スープが付いているからその値段だ」「外国人にはスープを付けるかわざわざ聞かないので2千ウォン高くなっている」と主張。 最後は「食べたくなければ出て行け!」と調査隊を恫喝(どうかつ)した。 取材日時は不明だが、調査の様子は18日に放送された。
韓国の聯合ニュースによると、大会前には五輪会場近くの宿泊施設が料金の大胆な引き上げにより「ぼったくり」と批判を受け、観光客らの「予約拒否」で大量の空室が出る危機に直面した。 ほかにも、大会ボランティアが食パン2枚、スクランブルエッグ、ベーコン3枚、オレンジジュースで「これが1万1300ウォン(約1130円)のレベルの飯」とSNSに投稿。 「ひどすぎる」としてネット上で論争が起き、その後、食事を担当する企業がフェイスブック上で釈明文を掲載する騒動も起きていた。
(五輪速報班)--- 産経ニュース(2018/02/23)より 抜粋 ---