反日は一部の人間説を唱える方もいましたが・・・◇◆ また内輪の事情優先、韓国「日本が過剰反応」と反論 ◆◇
海上自衛隊の哨戒機に、韓国海軍艦艇が火器管制レーダーを照射した問題への日本政府の抗議をめぐり、韓国内から「日本の反応は過剰だ」などと逆に反論する声が出ている。 いわゆる徴用工訴訟の最高裁判決をはじめ、韓国による国際常識から外れた判断や行為を日本側が指摘すると、韓国側がこれに反発するという悪循環が繰り返されている。
韓国当局や韓国メディアによると、照射が起きた20日は、好漁場とされる日本海の大和堆(やまとたい)周辺で「北朝鮮の漁船とみられる船が遭難した」との通報を受け、韓国海軍の駆逐艦が午前から捜索に当たっていた。
「気象条件が良くなく、遭難船を迅速に見つけるため、火器管制レーダーを含む全てのレーダーを作動させたが、哨戒機を狙う意図は全くなかった」というのが韓国軍関係者の説明だ。 「人道的救助のための措置だった」と日本政府に十分伝えたとも釈明している。 韓国紙、朝鮮日報によると、岩屋毅防衛相が記者会見まで開いて抗議を表明したことに、韓国軍関係者は「日本の反応は多少行きすぎた面がある」と述べた。
文在寅(ムン・ジェイン)政権が南北融和を進める中、北朝鮮船の救助のためならレーダーの過剰使用も許されてしかるべきだとの自己弁護がのぞく。 数週間漂流していたとみられる木造船から船員3人と1遺体が収容され、北朝鮮に22日、引き渡された。
韓国最高裁が10月と11月に韓国人の戦時労働に絡み、日本企業に賠償を命じた判決をめぐって、日本政府は過去の協定という日韓関係の基盤を揺るがすものだと強く反発。 これに対し、文政権はあくまで自国の司法の判断を尊重すべきだとし、逆に日本に自制を求め、遺憾の意を示した。
韓国が10月に開催した国際観艦式で自衛隊旗「旭日旗」の掲揚自粛を要請し、日本の艦艇が参加を取りやめた問題でも、国際的な慣例より、「韓国国民の感情を考慮すべきだ」という“内輪の論理”が振りかざされた。 今回も南北融和という内輪の事情が優先され、対外的なルールがないがしろにされたといえそうだ。
日本政府の強い姿勢に対し、韓国紙、ハンギョレ(電子版)は「問題を外交的に争点化する意図を明確にした」と指摘。 「韓日関係が冷え込む中、韓国の立場を弱体化させ得るカードと判断したとみられる」との見方を伝え、韓国側の対応を正当化している。--- 産経ニュース(2018.12.22)より 抜粋 ---