関わりたくないな・・・◇◆ 照射動画の公表 動かぬ証拠認め謝罪せよ ◆◇
改めて言う。
韓国の政府と海軍は過ちを正直に認めて責任者を処分し、日本に謝罪すべきである。 韓国海軍の駆逐艦が日本海で、海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制用レーダーを照射した問題をうやむやに終わらせることはできない。 防衛省が28日、P1が当時撮影した関連動画をホームページで公開し、韓国大使館にも提供した。 新型機のP1が警戒監視活動に当たっている動画を示すのは異例だ。 照射を頑(かたく)なに認めない韓国に業を煮やし、具体的な証拠を世界に発信した。
映像には、韓国駆逐艦から火器管制用レーダーを照射され、無線で照射の理由を質(ただ)す様子や、韓国艦の近くに、救助されているとみられる北朝鮮船が映っていた。 照射の事実は歴然としている。 韓国側は当初、遭難した北朝鮮船を捜索するためレーダーを用いたと説明したが、動画からは北朝鮮船発見後の照射だと分かる。
韓国はその後、レーダーの使用自体を否定した。 火器管制用レーダー使用を否定しようと、ウソを重ねているということだ。 27日の日韓防衛当局のテレビ協議で、日本はこの映像を韓国側に示した。 それでも韓国はしらを切った。 事実を認めないのだから再発防止策を講ずるはずもない。 このままでは自衛隊員の安全は脅かされ続けることになる。
北朝鮮をにらんだ、日米韓による安全保障協力は重要だが、問題を棚上げして実効性ある協力はできない。 不実な相手の行動や情報を、どう信用せよというのか。 火器管制用レーダーの照射は、ミサイルなどで攻撃するための準備行為だ。 極めて危険で、不測の事態を招きかねない。 中国海軍のフリゲート艦が平成25年1月に、尖閣諸島沖で海自護衛艦などに火器管制用レーダーを照射した。 日本は抗議したが中国は捜索用レーダーだったと虚偽の主張をして非を認めなかった。
韓国は、日本に対する敵対的行為を中国と競うつもりか。
日韓防衛当局の協議は継続されるという。 韓国国防省は日本の「誤解を解く」協議と位置づけているが、事実に基づく立場をとる日本は誤解などしていない。 韓国がとるべきは、ありもしない「誤解」を解くことではない。潔く非を認め、日本人の韓国への不信の念を解くことである。--- 産経ニュース(2018.12.29)より 抜粋 ---