労饅(ろうまん)・・・。◇◆ 倉敷労研饅頭 ◆◇
戦前、倉敷紡績社長・大原孫三郎氏が開設した倉敷労働科学研究所で、女性労働者の栄養食・代用食として研究開発・誕生したのが労研饅頭です。 昭和十一年、ニブベーカリー(当時:丹生一二商店)の創始者である丹生一二は、旧全国労研饅頭組合より製造の正式認可第二五号を受け、その道を家業といたしました。
一二が家族を前に「うちは労研饅頭で生活する」と言い聞かせたのを、二代目(現会長:丹生哲 八九歳)は「忘れることの出来ない言葉」として今も記憶に残しているといいます。 遠くは西大寺の紡績工場まで自転車の荷台に木箱を三~四枚重ねて配達に行くと「女工さんがよう買うてくれた」と話してくれていたとも言います。
それ以来、七五年以上に渡って今日まで創り続けてきた労研饅頭(倉敷労研・ニブローマン)、小麦粉を主成分に、柔らかく、素朴な味わいが特徴です。地域の健康に尽力してきた精神を受け継いで、懐かしくもあり、今にも生きる労研饅頭、昭和ロマンの中に身をおいて、食して頂ければ幸いです。 私共はこれからも、皆様に喜んでいただきますよう、歴史的商品を一生懸命創り続けてまいります。--- ミシェールニブ H/P より 抜粋 ---