エジプト原産の非常に古い品種で、淡黄緑色(エメラルド色)の長円形の大粒の実をつけ、甘みが強く、強いマスカット香が特徴である。「ブドウの女王」の異名を持つ。生食が主であるが、時折ワインが作られる他、果汁などはアイスクリームや清涼飲料水、ゼリー、和菓子などに使われる。マスカットやピオーネ、 白桃の類は・・・
日本では1880年頃に兵庫県稲美町に開設された官営の「播州葡萄園」に植えられたのが最初とされる。その後1886年に岡山県津高郡栢谷村(現在の岡山市北区栢谷)の山内善男と大森熊太郎が士族授産の一環として播州葡萄園から苗木と栽培技術を持ち帰り、ガラス温室による栽培を成功させた。当時マスカット一箱が米一俵と同じ値段で売れたという。
岡山は栽培に適していた地であったことから、その後は露地栽培にも成功し、今日では日本産マスカット・オブ・アレキサンドリアの殆どをこの地が産出する。--- ウィキペディアより 抜粋 ---