地元愛までは良いけど 【愛国=軍国主義】 と知らぬ間に植付けられているんですよね。◇◆ 戦争防ぐ方策に触れない自虐報道は無責任 「愛国心」に何かしらの抵抗感持つ日本人 ◆◇--- ケント・ギルバート ニッポンの新常識 ---
私の最新刊『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』(PHP新書)の、「はじめに」から引用する。
Q「あなたは日本人に生まれて良かったと思いますか?」
A「はい」
Q「日本という国が好きですか?」
A「はい」
Q「ということは、日本に愛国心を持っているのですね?」
A「う~ん、愛国心ですか…」
日本人に「愛国心」について街頭インタビューをしたら、このようなやりとりが続出するのではないでしょうか。 一〇〇パーセントの確信をもって断言しますが、現代の日本人は「愛国心」という言葉に対して、何かしらの抵抗感を持っています。(引用終わり)
この冒頭に興味や共感を持たれた方が多いのか、同書は9日に発売されたばかりだが、発売5カ月で45万部に達した自著『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)を上回る滑り出しだそうだ。
愛国心とは本来、誰もが抱く自然な感情だ。 日本を除く世界中の人々が、愛国心を誇らしげに語る。 ちなみに、愛国心の強化を目的とした教育を幼いころから行うのは、北朝鮮や戦前の日本の専売特許ではない。 米国人の私は幼稚園に入ると、毎朝、以下の「忠誠の誓い」を暗唱させられた。
「私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います」
この誓いを立てるとき、子供たちは皆起立したうえで、星条旗に対して顔を向け、右手を左胸の上に当てなければならない。 米国では高校卒業の18歳まで、毎朝欠かさずこれをやる。 大阪の学校法人「森友学園」が話題になったとき、教育勅語の暗唱について一部メディアは大騒ぎしたが、私は不思議だった。 戦後の日教組教育で「無自覚サヨク」へと洗脳された日本人は、「米国人は全員ネトウヨ」とでもいいたいだろう。
毎年8月になると、日本のテレビや新聞は、戦争の悲惨さだけに焦点を当てた自虐的な報道をたくさん流す。 戦争の惨禍を繰り返してはならないが、過去を自虐的に反省してさえいれば、日本は二度と戦場にならないとでも信じているのか。
悲惨な戦争をいかにして防ぐのか。 具体的な方策に何も言及しない自虐報道は無責任だ。 過度に厭戦(えんせん)気分を煽り、日本人の国防意識を低下させたのでは、利敵行為とすらいえる。 また、日本の暗い過去を責めるだけで、功績を評価しない人々に、愛国心や先祖への感謝はないのか。
彼らにこそ読んでほしい1冊である。--- zakzak by 夕刊フジ(2017.8.19)より 抜粋 ---