可能なかぎり手を抜くどころか・・・◇◆ インドネシアで韓国のラーメン4種が販売中止に、韓国の「ハラール食品」に対する疑念高まる ◆◇
2017年6月19日、韓国・聯合ニュースによると、世界最大のイスラム人口国であるインドネシアに輸出された韓国のラーメンから、イスラム教で食べることが禁じられている豚のDNAが検出され、大きな問題となっている。 インドネシアの現地メディアによると、インドネシアの食品医薬品監督庁(BPOM)は18日、「三養(サムヤン)うどんラーメン」「三養キムチラーメン」「農心(ノンシム)辛ラーメンブラック」「オットゥギ熱(ヨル)ラーメン」の4種の韓国ラーメンの輸入許可を取り消し、流通する製品の全量回収を指示した。
同庁によると、インドネシア国内で流通している韓国製ラーメンの一部から豚のDNAが検出されたが、それらの製品には「ハラール食品ではない」と示す表記がなく、一般の被害を誘発する恐れがあったという。 ハラールは「許可されたもの」を意味し、ハラール食品はイスラム法に基づいて選別・調理された食材を用いた食品・料理を指す。 今回摘発されたラーメンの一部は、以前韓国国内でハラール認証を受けた製品だった。 そのためインドネシアでは「輸入業者を処罰すべき」とする声が高まっているほか、韓国から輸入される他の食品について「本当にハラール食品なのか信じ難い」と疑う声も上がっているという。
現地の事情に詳しい消息筋は「今回のように流通に不適切な食品が引き続き摘発されれば、韓国食品のインドネシア市場への参入自体が難しくなるだろう」と懸念を示した。 インドネシアは2億6000万の人口の9割がイスラム教徒で、世界最大のイスラム人口を抱える国。 2019年以降はすべての輸入食品にハラール認証取得が義務化される予定だ。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ちゃんと確認して作ってよ」「不道徳な企業だ」「他国の文化をなめてかかって、それで金もうけをしようとするからこういうことになる」「韓国企業は消費者をカモとしかみない癖が抜けない」「輸出する実力がないなら、国内だけで商売してろ」など、今回問題となった製品の製造元に厳しい声が多く集まった。
(翻訳・編集/三田)--- レコードチャイナ(2017/06/20)より 抜粋 ---