似非日本・・・◇◆ 米国で韓国人嫌いが加速中 ◆◇--- 中略 ---
在米韓国人の言動
米国人の韓国人観を形成する極めて重要な要因は、170万人という在米韓国人(韓国系米国市民を含む)の動向だ。 一般の米国人は近くのコリアン・レストランで食事をし、そこで韓国人と接触するか、子供の学校で知り合った韓国人生徒や父兄を通じて「韓国」を知るケースが少なくない。 もっとも韓国人相手のビジネスをしている人や軍属で家族・親族の誰かが米軍として韓国に駐留している人や韓国に観光旅行している人は、一般米国人に比べれば、「韓国」について知識も思い入れも異なる。
6年前にロサンゼルス近郊のグレンディールの市営公園内に設置された「従軍慰安婦像」は当時は大きな話題になった。 だが今、同市に住む人でも韓国人以外ではまず話題にならない。 ところが、今年、地元紙が「従軍慰安婦像」をめぐる事件を報道した。 7月と9月に2度にわたり、何者かによって黒いペンキで塗られるという事件が起こった。 在米韓国団体は直ちに「日本人の仕業だ」と勘繰ったようだが、犯人は韓国人とのうわさが一時流れた。 監視カメラに犯人が映っているとの報道もあったが、見つからずじまい。 警察もそれ以上捜査はしていない。 記念碑や銅像だらけの米国では、特定の像が故意の破壊行為を受けても事件にはならない、日常茶飯事のことだかららしい。
「朴槿恵を釈放せよ」のビルボード
南カリフォルニアで韓国人と商売をしている日系人ビジネスマンの一人は筆者にこう語っている。 「会う韓国人はみな不機嫌そうだ。 コリアン・レストランが次々と潰れている。 コリアン経営の日本レストランも廃業になるケースが多い」 「日本人のふりをしてもすぐばれてしまうか、サービスが悪いのか。最近の白人は日本食の良い悪いをよく知っているからかもしれない」
そうした折、ロスアンゼルス市のコリアタウン(韓国人の密集地区)に「Free Park Guen Hye From Prison」(朴槿恵を刑務所から出せ)と書かれたビルボードが出現した。 広告主は「Save Korea Foundation」とある。 2018年3月に「教育団体」として州に登録しており、住所はカリフォルニア州ビバリーヒルズとなっている。 米保守系の「ディフェンス・フォーラム財団」とも関係している団体のようだ。
前述の日系人ビジネスマンによれば、ロサンゼルスにはベトナム戦争に参戦して米国市民権や永住権を取得した韓国人在郷軍人がかなりいるという。 彼らは当然親米派だし、親北朝鮮・左派の文在寅大統領には批判的。 親米だった朴槿恵前大統領支持派が少なくない。 件のビルボードもこれら朴槿恵支持派の在郷軍人グループのデモンストレーションと見ていいのかもしれない。 反日では一枚岩だった在米韓国人コミュニティにも分裂が生じているようだ。--- 中略 ---
国際法も国際儀礼も守らぬ先進国
巷の話から米国と韓国という同盟関係、国家関係に話を戻そう。 文在寅大統領が朝鮮民族主義を標榜し、南北朝鮮の平和的統一を目指した今年1年。文在寅大統領は、この目標のために何をしたか。 一度は解決済みだった日本との戦後処理問題を蒸し返した。 北朝鮮政策では、北朝鮮の顔色ばかりうかがい、米韓軍事合同演習の縮小、米国の対北朝鮮制裁の緩和を働きかけた。
その結果、北朝鮮との歴史的な和解にしか頭の回らないトランプ大統領はともかくとして、米国の外交安保関係者や専門家の顰蹙を買った。 身近なことでは、左翼勢力や一般大衆に迎合する姿勢は、一部跳ね上がり学生による米大使館乱入やハリー・ハリス駐韓大使(日系の前太平洋軍司令官)への非礼と招いてしまった。 しかも逮捕者は一人も出ていない。 無罪放免だ。 外交公館への侵入事件などというのは、よほどのことがない限り、韓国以外どの先進民主主義国(共産国家・中国でも)でも起きていない。 国際的な規則や常識は韓国では通用しないのかもしれない。--- Japan Business Press(2019.12.23)より 抜粋 ---