もっともな意見だと思います!!◇◆ 加戸守行前愛媛県知事「虎の威を借りないと役人は動かない」「国会は何を議論しているんだ、このバカ野郎と…」 ◆◇
学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部設置計画をめぐり、誘致を進めた加戸守行・前愛媛県知事が産経新聞のインタビューで、文部省(現文部科学省)時代に部下だった前川喜平前文科事務次官らについて語った。◇平成22年に宮崎県で口蹄疫が発生した際には、愛媛県の港に検疫態勢を取り、入県する車と人は全部消毒し、四国への上陸を阻止した。 全員が不眠不休でやったが、獣医師が足りないから(民間の)ペットの獣医師まで動員して助けてもらった。 あのときほど獣医師がほしかったことはなかった。 もう一回、口蹄疫が来たら、みんなぶっ倒れますね。 当時、日本大学の総長は「加計学園が(今治市に獣医学部を)作っても、ろくな教育しません」なんて言う。 だから「日大さん、来てくださいよ。 うちはどこの大学でも関係ない。 獣医学部が四国に来てくれればいい」と言ったんだ。獣医学部が去年できていれば、誰も何も言わなかった話だ。 それなのに、やれ「安倍晋三さんの友達だ」「テロ等準備罪は通さない」となって、マスコミがたたきまくっている。 事柄の本質は愛媛でどれだけ獣医師がいなくて困っているかということだが、そんなことは知ったことではないということなのか? 安倍首相が加計学園と絶縁したら認めてくれるのか? (国会は)何を議論しているんだ、このバカ野郎と思う。
- 事柄の本質を無視
前川は私の部下でした。 非常に有能だし、気骨のある男で、今回のことは非常に残念だ。 彼は大学の実情を知らないし、四国が公務員獣医師不足で苦しんでいるということは、耳に入っていなかっただろう。 役人をやっていると、無理無体はある。私のときだと、昭和57年の歴史教科書検定事件(教科書誤報事件)だ。あれこそ、行政の筋を政治が曲げた。役人は全員我慢した。 しかし、あのときに「行政の筋を曲げた官邸はけしからん」と言ってマスコミに出た役人はいなかった。 政権を倒すことにつながるからだ。
無理無体であっても、政治が優位であって行政は下なんですよ。 大臣の下に事務屋がいる。 どんなに無理なことでも、大臣が言うことは従うべきだ。 教科書騒動のときも悔し涙を流しましたよ。 政治の思惑なんて見え見えだったが、行政の筋が曲げられたと思っても言いませんでした。 それが役人の矜持ですよ。「総理の意向」という言葉は事務方レベルでは使います。 私なんか文部省の現役時代は「大臣の意向だ」とか、「事務次官がこう言っているぞ」とかハッタリをかましました。 虎の威を借りないと役人は動かないんですよ。 安倍政権は加計学園について粛々と胸を張って進めてもらいたい。 問題になっているのは友達というところだけでしょ? 友達がだめなら、友達をやめてもらえばいい。 それ以外の理由がない。
- 「総理の意向」使う
噴飯ものなのは、民主党政権下でうまくいきかかったものを民主党が潰しにかかっていること。 あっ、今は民進党か。 私は「民主退歩党」と言ってますがね…。◇【かと・もりゆき】 昭和9年、旧満州・大連生まれ。 東大法卒。 32年、文部省(現文部科学省)入省。 平成11年、愛媛県知事選に立候補し初当選。 3期12年務めた。--- 産経ニュース(2017.6.16)より 抜粋 ---