のほほん・・・◇◆ 折り畳みスマホ発売延期のサムスンにさらなる危機=韓国ネットからも不安の声 ◆◇
2019年6月6日、韓国・YTNは、韓国のサムスン電子が発売を急きょ延期した折りたたみ式スマートフォン「ギャラクシーフォールド」について、「依然として出荷のめどが立っていない」と伝えた。
記事によると、サムスンは4月26日に米国でギャラクシーフォールドを発売する予定だったが、発売日の4日前に発売延期を発表し「数週間以内に発売日を再発表する」としていた。 当時、業界では「野心作の次世代スマホの発売延期で面目を失ったサムスンは、可能な限り早く欠陥を補完して発売するだろう」との見方が強かったという。 しかし6週が過ぎても、発売はおろか発売日すら発表されていない。 サムスンは「どうせ発売延期を決定したのだから完璧な状態にして発売する」との立場を示しているというが、記事は「発売をだらだら延ばすことへの負担も大きい」とし、「グローバル市場における企業イメージや信頼度の低下につながるため」と指摘している。
また記事は、世界の半導体景気の悪化によりサムスンの今年1~3月期の営業利益が前年同期比60%減少したことや、米中貿易戦争の影響でサムスンの主要取引先である中国の華為のスマホ事業が不安定になり、サムスンへの打撃も懸念されていることに触れ、「サムスンの危機感が高まっている」と懸念している。 さらに、トランプ米大統領が国境問題でメキシコに高率の関税を課すと発表したことも「弱り目に祟り目だ」とし、「サムスンは米国に輸出する電化製品をメキシコで生産している」と説明している。
これに韓国のネットユーザーからは「ギャラクシーノートの新製品を完璧につくって、ギャラクシーフォールドでの失望を挽回しよう。 頑張れサムスン」と応援する声が上がっている。 一方で「最高のスマホだったのに残念」 「ライバルより早く発売しようと慌てて発表した感じがした。 だから特に期待していなかったよ」 「なぜ焦ったのか。遅くても完成度を高めて発売した方がはるかによかった」 「再設計以外に方法はない。 サムスンはすでに信頼を失ったよ」など落胆する声も多く、「なんのためにスマホを折り畳むのか。 まずはそこからサムスンに説明してほしい」 「折りたたみ式スマホが果たして本当に必要なのだろうか」と問いかけるユーザーも。
そのほか、「韓国最高の企業であるサムスンですら実績不振で危機感が高まっているなんて。 韓国は本格的な景気衰退に入ったのか? これからの目標は成長ではなく、生き残ることだな」と韓国経済への不安を吐露する声もあった。--- レコードチャイナ(2019/06/07)より 抜粋 ---