【泣く子は1つ多く餅をもらえる】◇◆ 勝手な自己主張 ◆◇
所用で早朝、ソウル駅に行くと改札口近くのロビーに段ボール状の囲いがありマットを敷いて男が数人寝ている。 ホームレスかと思いきや、囲いには「非正規職の正規職化」を訴えるスローガンが書いてあった。鉄道労組の“籠城(座り込み)闘争”の現場だった。
日本大使館前では「慰安婦像を守れ」といってビニール張りの“籠城”が何年も続いているが、ソウル都心のいたるところでこうした各種の不法寝泊まり・座り込みが盛んだ。 左翼・革新政権下では「泣く子と座り込みには勝てない」で、みんなが不法承知で勝手に自己主張し合っている。
で鉄道の方だが、乗ったのは韓国自慢の高速鉄道KTX。 ところがそこでも背中に労組のスローガンを書いた乗務員が行ったり来たり。 快適な車内とは対照的で「こんな勤務風景でだいじょうぶかな?」と気になったが、他の乗客はとくに気にかける風でもなかった。
この夏、在来線の普通列車に乗った際、送電事故で約1時間立ち往生した。 田舎だったがその間、アイスパックや飲料水、パン、お菓子など鉄道側からの差し入れが相次いだ。 実に立派な対応なのに「事故説明が足りない!」 「早く動かせ!」などと怒鳴る客がいた。 客も相手の足元を見て威張るのだ。--- 産経ニュース(2019.9.21)より 抜粋 ---