ずっと昔・・・◇◆ スモン ◆◇スモン(SMON、subacute myelo-optico-neuropathyの略称、別名:亜急性脊髄視神経症)とは、整腸剤キノホルム(クリオキノール、5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノール)による薬害。 1955年頃より発生し、1967~1968年頃に多量発生した。
当初は原因不明の風土病とされ、発症者が多かった土地の名を取って釧路病と言われたり戸田奇病と言われたりした。 ウイルス原因説も出たが、現在ではキノホルムが原因と判明している。
スモンは、キノホルム投与により激しい腹痛が起こり、2~3週間後に下肢の痺れ、脱力、歩行困難などの症状が現れる。 舌に緑色毛状苔が生え、便が緑色になる(緑色物質はキノホルムと鉄の化合物であることが明らかにされている)。 視力障害が起きることもある。合併症としては白内障、高血圧症などが起きやすい。患者は女性が多い。 1970年に日本ではキノホルムの製造販売および使用が停止となり、新たな患者の発生はない。--- ウィキペディアより 抜粋 ---