土産を買ってきてくれた友人に・・・◇◆ 旭日旗 ◆◇旭日旗(きょくじつき)は、日章と旭光を意匠化した日本の旗。光線(光条)が22.5度で開く16条のもの(十六条旭日旗)がよく知られている。
1870年に大日本帝国陸軍の陸軍御国旗(軍旗)として初めて使用され、1889年に大日本帝国海軍の軍艦旗としても採用された。現在は、陸上自衛隊で自衛隊旗、海上自衛隊で自衛艦旗として旭日旗が使用されている。
「旭日」の意匠自体は比較的古くから広く親しまれており、一部は「日足(ひあし)」と呼称され武家の家紋として用されていた(「日足紋」)。 特に九州地方の武家に好んで使用され、例として、肥前の龍造寺氏や筑後の草野氏の「十二日足紋」、肥後の菊池氏の「八つ日足紋」等がある。 九州地方に多いのは肥前・肥後が「日(ヒ)の国」と呼称されていたことと関係があるという説がある。
旭日には古来からいくつもの種類があり、光線が四方八方に雲なく広がる意匠はハレを表現し、慶事などの際にめでたさ・景気の良さを強調するために用いられていた意匠でもあった。 また、紅白の組み合わせも同じく日本において古くよりハレを意味し、縁起物として多用されていたものであった。
その旭日と紅白を意匠とし、日章旗を基に白地に太陽(日章)を表す赤系の光線を用いたものが「旭日旗」であり、1870年に大日本帝国陸軍の旗章たる「陸軍御国旗(軍旗)」として考案・採用、法令上初めて制定されたものが旭日旗の起源である。 遅れて1889年には、大日本帝国海軍においても「軍艦旗」として旭日旗を採用。第一次世界大戦時には陸軍の戦闘機の国籍標識に旭日の意匠が一時的に採用された。 第二次世界大戦後においては、1954年の自衛隊の発足に伴い陸上自衛隊において「自衛隊旗」、海上自衛隊において「自衛艦旗」として旭日旗が採用されている。
この陸軍御国旗として考案された旭日旗は光線が16条(十六条旭日旗)であるが、いわゆる旭日旗全体では他にも4条・8条・12条・24条など光線の本数が多彩に渡るものが存在しており、これらも統一して旭日旗と称される。
軍旗・自衛隊旗等に限らず、戦前戦後を通じ旭日の意匠が表現する「ハレ」・めでたさ・景気の良さにあやかり、民間においても祝事や企業・商品のロゴ、大漁旗、スポーツの試合などで使用されてきた。現代では、特にスポーツの場で応援旗(Cheering Flag)として使われることもある。日本国外における反応欧米諸国での反応:
日本を象徴する意匠の一つで「Rising Sun」と呼ばれ、格好良いものとして好評を博すこともあり、日本をイメージしたデザインに取り入れられている。
韓国および韓国人の反応:
大韓民国では旭日旗は近年まで批判の対象とされていなかったが、2011年1月のサッカー日韓戦で日本人を侮蔑するパフォーマンスを行った韓国代表の奇誠庸が人種差別にあたるという批判に対して「観客席にあった旭日旗への報復のために行った」(実際に観客席に旭日旗は掲げられていなかった。)と言い訳をしたことを契機に、韓国世論は旭日旗に問題があり、国際社会から追放するべきと主張するようになった。 また、2012年8月10日に起きた李明博大統領の竹島(韓国名:独島)上陸とその直後に開催されたロンドンオリンピックサッカー3位決定戦において、朴鍾佑選手が「独島はわれわれの領土」と書かれたプラカードを競技場で高く掲げるという行動をしたが、これについて日本は抗議し国際オリンピック委員会(IOC)もそのような政治的行動を問題視した。 これに対して韓国では旭日をあしらってデザインされたとみえる日本のユニホームなどをはじめ、「旭日旗のほうが問題だ」として抗議、韓国国会議員・韓国世論・在米韓国人らの旭日旗への抗議は加速し、旭日旗を「戦犯旗」と呼んだり「ナチス党旗と同じ性格の旗(ハーケンクロイツ)」とまで主張するようになった。
ロンドンオリンピックの直後に韓国は国際オリンピック委員会(IOC)に旭日旗に問題があると訴え、説明をしたが、IOC関係者は、そのような問題意識は初めて聞く内容であったとし、またIOCのジャック・ロゲ委員長も朴鍾佑選手の竹島プラカード問題は政治的表現禁止規定違反だが、日本の旭日デザインは違反とはならないという判断を示した。 また韓国は第二次大戦中に日本の植民地となった国々にも協調を呼びかけたが、理解は得られず(中国は韓国の問題意識は理解しつつも、国家間で決めることであり、スポーツの場で訴える内容のものではないと述べている)、韓国の新聞社は旭日旗を見ると韓国人は怒りがこみ上げるが、国際社会では何も問題とされておらず、「もう一つの国旗」程度と認識されている事を伝え、「政治家が外交的に先に解決すべき問題」と主張している。 産経新聞では、韓国の旭日旗に対する姿勢を批判し、第二次大戦中に日本の相手であった米国でさえ、旭日旗に対してなんの抗議もしていないし、それどころか友軍の旗として自然に敬意を表してくれているとしている。--- ウィキペディアより 抜粋 ---