ブルーバードの歴代シリーズの中で後の910型と共に大きな成功を収めたモデルである。1966年にはダットサンのエントリーモデルとして、1000ccクラスの大衆車、ダットサン・サニーが発売されていたことから、ブルーバードは1300cc以上の中級モデルとして上位移行し、ボディは大型化された。 当初のボディタイプは2ドア / 4ドアセダン、4ドアワゴン / 4ドアバンの4種類。社内デザイナーによる「スーパーソニックライン」と称する、直線的で彫りの深いシャープなデザインとなった。 従来装備されていたフロントドアガラスの三角窓は、換気装置の強化により省略された。近所にある ブラストオフ に・・・ 怪しいブルーバード(510)がありました。
メカニズムはオースチンの影響が強かった410系までに比べて一新されている。エンジンは新開発の水冷直列4気筒 SOHCのL型で、量販モデルである1300ccのL13型と、上級モデルとして1600ccのL16型を積んだ「SSS」のラインアップだった。 サスペンションは日産初の四輪独立懸架(フロント:マクファーソン・ストラット、リア:セミトレーリングアーム)を採用。 セミトレーリングアームのドライブシャフト伸縮には直前に日産と合併されていたプリンス自動車が「グロリア」後輪のドディオンアクスルに使用していた「ボール・スプライン」の技術を利用している。
日本国内では他社に先駆けた先進的設計と斬新なスタイリングをアピールし、オーソドックスな後輪車軸懸架構造ながらデラックスな装備を売りにするトヨペット・コロナとの「BC戦争」を競り合った。 日本国外では、廉価でありながら欧州車並みに高度なスペックを備えた魅力的なセダンとして「プアマンズ・BMW」との評を得、ラリーフィールドでのタフネスな活躍ぶりとも相まって人気を高め、史上初めて北米市場でヒットした日本車となった。 続いて開発された初代フェアレディZと共に、北米輸出市場における日産(ダットサン)の躍進を実現した存在といえる。--- ウィキペディアより 抜粋 ---